ところで、子供の病気と言うといつも思うのがタイミングの悪さだ。
私の子に限ってか知らないが、熱を出したり症状が出るタイミングがいつも悪い。
たまたまいつも行く病院が休診日だとか、診察時間が終わった夜間とかそういう時ばかりを狙ってくる。
しかも、深夜に急に熱を上げたりするので、また始末が悪い。
女房も気を使って「あなたは寝ていて」とは言うが、親として「はいそうですか」と寝ているわけにもいかない。
真夜中に車を飛ばして、救急病院に駆け込んだことが何回あることか。
今は市民病院などで時間外や深夜でも診察してくれる所が増えていて、親としては大変ありがたい。
自分が子供の頃にも、夜中に症状がひどくなってしまい親が近所の医院に頼み込んで診てもらった事が一度あるそうだ。
たまたまそこが親切な病院で、夜中でも対応してくれたのでよかったが、当時は深夜に診てくれる病院などそうなかったらしい。
しかし、時間外の病院へ行くといつも思うのは、意外と来院している人が多い事だ。
深夜や休日に押しかけてくる人はほとんど人がいないかと思っていたが、案外そうでもないようだ。
目立つのはやはり子供を連れた親だが、割と普通に見える大人も混じっている。
どういう理由で来院したのかは知らないにしても、そうぐったりしているわけでもない大人の受診者をいつも見かける。
人によっては昼間に病院に来られないということもあるだろうし、敢えて夜間を狙って来ているのかもしれない。
確かに24時間やっている病院があれば、自分さえ来ようと思えば来られるわけだし、便利に使っているとも言えるわけだが。